エギングは知っているけどティップランてどんな釣り???
今回はあまり馴染みのないティップランについて解説するよ
解説よろ
ティップランとは
船を操作してアオリイカを狙う釣りのことなんだ
…!?
秋の訪れとともに、多くの釣り人が心待ちにしているアオリイカ釣り。
近年注目を集めているのが「ティップラン」と呼ばれる釣法です。
現役漁師の経験をもとに、ティップランの魅力と釣り方について詳しく解説していきます。
ティップランて何?
ティップランは、船を使って行うアオリイカ釣りの一種です。
船を流しながらエギを操作することで、広範囲を効率的に攻略できます。
特に秋のアオリイカに効果的で
大型の個体を狙えるのが特徴です
ティップランの主な特徴
- 深場にアプローチでき、大型個体を釣る確率が上がる
- 効率よくポイントを流せるので数釣りも可能
- ソリッドティップのロッドを使用し、アタリを感知しやすい
なぜティップランがこんなに注目されているの?
1. 大型のアオリイカが狙える
東北の日本海では、通常のショアエギングよりも大型のアオリイカを狙えます。
秋のアオリイカは成長が早く、9月には胴長15-20cm程度ですが、10月になると20-25cmに成長します。
大物では30cmを超えるキロオーバーの個体も狙えます。
西日本や南の方では
さらに大きな個体も生息しているらしい
2. 広範囲を効率的に攻略できる
船を使用することで、陸からでは到達できないポイントにもアプローチでき、より広範囲を効率的に攻略できます。
3. アタリがわかりやすい
専用のタックルと技術を使用することで、微細なアタリも見逃さず捉えることができます。
必要なタックル:初心者の方はチェック!
ロッド
5-6フィートのソリッドティップ専用ロッドを選択するといいでしょう。
リール
ティップランエギングで人気のある2500-c3000番のリールをいくつかご紹介します。
- シマノ セフィアBB
シマノの高級スピニングリールで、ティップランに最適な性能を備えています。
C3000サイズが人気で、滑らかなドラグ性能と耐久性に優れています
- ダイワ エメラルダス
ダイワのエギング専用シリーズで、ティップラン用に設計されたモデルがあります。
LT2500-DHやLT3000S-CH-DHなどが人気です。
- シマノ ストラディック
信頼性の高い汎用スピニングリールで、2500〜3000サイズがティップランに適しています。
ライン
予算や好みに応じて選んでいただくとよいでしょう。
リーダー
フロロカーボンは最も一般的で、水中での視認性が低く、耐摩耗性に優れています。
2号前後を選びましょう。
エギ
一般的に3.0号〜3.5号(18g〜21g程度)が使用されます。
深場や潮の流れが強い場合は、より重いエギ(25-40g)選びます。
ノーマルエギに
仮面シンカーも有効です
効果的なエギの動かし方は?
潮の流れに合わせてエギを操作することが重要です。
潮の流れが速い場合は、エギを落として着底させ、シャクリを入れます。
流れが緩やかな場合は、ゆっくりとエギを落として着底させ、小刻みなシャクリを入れます。
潮の速さによって船の流される速度が変わるため、エギの重さとラインの角度で調整します。
釣り方のポイント
- 1. 船を流しながらエギを落とす
- 2. 着底を確認する
- 3. シャクる
- 4. ステイを繰り返す
アタリの見極め方
ティップランでのアタリは非常に繊細です。ワカサギ釣りの合わせに近い感覚で、穂先のわずかな動きを注視しましょう。
アタリを感じたら、すばやくアワセを入れることが重要です。
アタリの種類
- 「スレ」
アオリイカがエギに触れた程度(穂先がわずかに動く)
- 「ガツン」
アオリイカがエギを飲み込んだ際(穂先がしっかりと引き込まれる)
- 「ズル引き」
アオリイカがエギを咥えて泳ぎ出した際(穂先がゆっくりと引き込まれる)
ティップランの魅力
ティップランは、タイラバとエギングを融合したような新感覚の釣りです。
船を使用することで陸では味わえない釣りを体験でき、大型のアオリイカを狙える点が魅力的です。
また、常に船を流しながらエギを操作するため、釣り人の技術が問われる非常にアクティブな釣りです。
安全面の注意
ティップランは船を使用する釣りであるため、安全面には十分注意が必要です。
- 天候や海況をしっかりと確認する
- 必要な安全装備を整える
- 秋のアオリイカシーズンは台風の時期と重なるため、天候の急変に注意
- ライフジャケットの着用は必須
まとめ
アオリイカの秋シーズンに向けて、ティップランという新しい釣り方に挑戦することをお勧めします。
この方法で、釣りの新たな楽しみを発見し、アオリイカ釣りの魅力をさらに深められるでしょう。
ただし、安全面には十分な注意が必要です。天候や海の状況を確認し、適切な装備を整えることが重要です。
初心者の方はまずショアエギングから始め、経験を積んでからティップランに挑戦することをお勧めします。
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