秋になると、シーバスアングラーたちは落ち鮎パターンを狙って河川に集まります。
この時期、鮎を大量に食べて大型化したシーバスを狙いやすくなります。
捕食に夢中になっているシーバスは警戒心が薄く、比較的誰でも大型のシーバスを釣りやすいと言われています。
本記事では、シーバスを日々捕獲している現役漁師が、落ち鮎パターンについて実際に使用しているルアーや経験をもとに詳しく解説します。
1. 秋の落ち鮎パターン攻略
落ち鮎パターンとは?
落ち鮎パターンとは、産卵を終えて衰弱した鮎を追うシーバスを釣る方法です。
産卵後の鮎は体力を消耗し、もはや流れに逆らう力を失っています。
そのため、これらの弱った鮎は否応なく上流から下流へと運ばれていきます。
この状況は、冬の産卵に向けて栄養を蓄えるシーバスにとって絶好の捕食機会となります。
簡単に捕食できる餌を積極的に狙うため、アングラーにとっても大型シーバスを釣り上げるチャンスが増えるのです。
落ち鮎パターンがもたらす変化
10月から11月下旬にかけて見られる落ち鮎パターンは、シーバス釣りの様相を一変させます。
通常、警戒心が強く慎重なアプローチが必要な大型シーバスも、この時期になると一転して貪欲に餌を追うようになります。
落ち鮎パターン時のシーバスの特徴
- 無抵抗の落ち鮎を活発に捕食
- 警戒心が低下し、比較的容易に釣れる
- 昼夜を問わず釣果が期待できる
この時期のシーバスは通常よりも警戒心が薄れているため、初心者でも十分にチャンスがあります。
2. 河川の攻略とポイント選び
秋に最適なポイントの選び方
秋のシーバス釣りでは、ポイント選びが非常に重要です。
特に落ち鮎パターンの時期には、以下のようなポイントを狙うと効果的です。
理想的なポイントの特徴
- 流れが当たってヨレが出来る場所
- 風波で見つけにくい隠れ家的なスポット
- 瀬の中の深みや流れの変化がある場所
- 大きくカーブしているポイント
大増水した翌日の水位が落ちてきたタイミングも狙い目
効果的なルアーとアプローチ
落ち鮎シーズンには、通常よりも大きめのルアーが効果的です。150mmクラスのルアーも十分に使えます。
おすすめルアーとカラー
フランキー120F(チャートカラー)
フランキー145F(落ち鮎カラー)
スネコン130s
濁りが出た時は、アピール力の高いパールやチャートカラーが効果的です。
どんな条件でも安定して釣果が良いのは黒金カラーです。
アプローチ方法
- クロスにキャストする
- 巻かずにドリフトさせる
- ルアーがダウンに入っても回収せず、そのままステイさせる
このアプローチで、ヒットするケースが多いです。
回収時にバイトがあることもあるので、最後まで気を抜かないこと
タックル選びのポイント
感度の良いリールを使用することで、流れの変化をより正確に捉えることができます。
例えば、ヴァンキッシュ(軽量&感度良好)のハイギアリールは、微妙な変化も逃さず感知できるため、落ち鮎パターンの釣りに適しています。
まとめ
以上のポイントを押さえることで、秋のシーバス釣りの成功率を高めることができるでしょう。
河川の状況や天候の変化に応じて、柔軟にタックルやアプローチを調整することが、大型シーバスを釣り上げるカギとなります。
コメント